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石岡 「皆さんこんにちは、偽者の石岡和己です」 御手洗「同じく偽者の御手洗潔です。では≪友情系≫でも御案内したことを念の為もう 一度復唱しておくことにしましょうか。主な注意事項は以下の通りです」
御手洗「さて皆さんお待たせしました、このページに置かれている作品は≪愛情系≫と いうことですので、ここでの僕達は世界最強のラヴラヴカップル――…」 石岡 「――だと思っているのは多分御手洗君の方だけで。僕の方は≪友情系≫とほと んど大差ありません。≪愛情系≫なんて言っても所詮裏小説じゃありませんし ね、彼が一人で盛り上がってるだけと言うか……」 御手洗「ええっ、ここでの君は僕のことが好きなんじゃないのか!?」 石岡 「全てがそうだとは言わないけどここの管理人はパラレルでもない限りあまり原 作の設定を崩すことが出来ない人みたいだからね。僕が君にぞっこんだったり する話はなかなか出てこないと思うよ」 御手洗「ちょっと待てよ、聞き捨てならないな。それじゃあ原作の僕は君のことが好き だって言うのか?」 石岡 「可能性としては否定出来ないという程度だけどね。少なくともそう考えている 読者は六割はいるだろうと僕は思う」 御手洗「……君の方は女好きが隠れ蓑になっているだけだと思うが」 石岡 「何っ!? 今また何か言ったろ!?」 御手洗「…別に。まぁこの場ではそういうことにしておいてあげるよ。――ああ、それ から。こうしたサイトにおける常としてここにもやはり秘密の扉があるらしい。 凄く単純な場所にあるから捜してみてもいいと思いますよ」 石岡 「パスワードは“僕と御手洗君が出逢った日付”です。八桁の数字に直して半角 英数で入力して下さいね。…僕の立場としては、あまりお勧めもしたくはない んですが……」 御手洗「そんなこと言ったって絶対半数以上のお嬢さん方は入室すると思うぜ? 邪な 愛好家の女性にとって僕達のラヴシーン程興味を唆られるものはないんだから ね」 石岡 「厭だなぁ、そんなこと嬉々として言う御手洗……」 |
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御手洗「…あぁ、そこの貴方……石岡君が意地悪をして仕掛けていった そこの目醒まし時計を止めていって下さいませんかね……」 |
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