色快遊館 天色快遊館 天色快遊館 天色快遊館 天色快遊館 天色快遊館 天色快遊館 天色快



“新生星矢”反対同盟









 三年半続いたTVシリーズ終了後も、実に十三年もの間ファンに愛され続け“続編を”
 と望まれていたアニメ≪聖闘士星矢≫。
 その十三年の間にもCDやLDや劇場用の作品が制作される度、作画の荒木、姫野両
 氏や音楽の横山氏、そして星矢役の古谷さん、紫龍役の鈴置さん、氷河役の橋本さん、
 瞬役の堀川さん、一輝役の堀さん、沙織役の潘さんは“良い作品を作る為に”と必ず
 再集結して下さいました。
 まだ何も具体的な続編の話さえなかった頃からキャストの方々は常々私達ファンに対
 しこう語ってくれていたものです。
 「また新しい作品が出来たら俺達を呼んでくれ。すぐに皆で戦場へ駆け付けるから」
 と。
 そして彼等は本当にたった二十分、三十分程度のCDドラマやその他の企画が持ち上
 がる度に全力を尽くして素晴らしい仕事をしてくれました。古谷さんを始めとするキ
 ャストの方々もこの作品を、そして御自分のキャラクターを愛して下さっていたから
 だったのだろうと私達は信じています。

 叶わない夢かも知れないけれど私達は皆≪聖闘士星矢≫の“冥界編”と“天界編”の
 制作を待ち望んでいました。そしてTVシリーズ終了から十三年後に、ようやくその
 夢は叶った。
 引退、永逝されてしまった方の出演は叶わなかったけれどその変更キャストの人選、
 及び演技にはファンや前任の役者の方々へ対する配慮や誠意が感じられ、観ていて不
 快な気分になるものでは決してありませんでした。“冥界編序章”“天界編序章”、
 どちらも序章まででしたがそれも後の大きな展開へ繋げる為の戦略で、これからはよ
 うやく待ちに待った新作≪聖闘士星矢≫を観ることが出来るのだとファンは純粋に喜
 んでいたのです。

 なのに。
 何の前触れもなく本当に突然起こってしまったこの声優交代劇は何なのか。
 何故黄金聖闘士だけを残し青銅聖闘士や女神、ナレーションだけを総入れ替えしなけ
 ればならなかったのか。

 ≪冥王ハーデス十二宮編≫≪天界編 序奏〜overture〜≫を御覧になった皆さん、
 本当に紫龍と一輝には男らしさの中にも甘い色香を感じることは出来なかったでしょ
 うか?
 本当に氷河はクールでありながら儚さを持っていなかったでしょうか?
 本当に瞬は純粋無垢ではなかったでしょうか?
 本当に沙織は聖処女ではなかったでしょうか?

 何だか今回の交代劇は私にあの≪真紅の少年伝説≫を思い出させます。
 「貴方達はもう必要なくなったのです」と冷たく沙織に言い放たれた時の、青銅聖闘
 士達の表情を――
 あの時、星矢は泣きながらこう叫びました。
 「だとしたら俺達は今まで何の為に闘ってきたんだ!!」
 ……古谷さん達が現実に同じ気分を味わわされてしまったのだと思うとどうにも納得
 がいきません。

 ≪冥王ハーデス冥界編≫(新キャスト版)を御覧になった皆さん、そして車田先生にお
 訊きしたいことがあります。
 新しい紫龍と一輝には男らしさの中にも甘い色香を感じられたんでしょうか?
 新しい氷河はクールでありながら儚さを持っていたんでしょうか?
 新しい瞬は純粋無垢だったんでしょうか?
 新しい沙織は聖処女だったんでしょうか?
 新しい星矢には誰にも負けない闘志と情熱があったんでしょうか?

 新しい青銅聖闘士と女神に教皇やヒルダ、ポセイドン、エリス、ドルバル、アベル、
 ルシファー達と闘った傷痕が見えたのでしょうか?
 そして――

 それは貴方達が“本当に心から観たいと待ち望んでいた”≪聖闘士星矢≫だったので
 しょうか?

 旧キャストの方々の声質が変わっていたとしても本人達であることには変わりない、
 私はそのままでも構いませんでした。例え昔より落ち着いていたとしてもそれは幾多
 の闘いによる成長の証のようで寧ろリアリティさえ感じられたからです。
 彼等は今までの闘いにより成長したからこそエイトセンシズにも目醒められるはずな
 のではないのですか?

 “より良い作品にしたい”と言い大切なものを切り捨て、結果生み出された作品の評
 価は一体どれ程のものだったのか?
 何かが間違っている気がしてなりません。

 また交代の時期も悪過ぎました。
 十三年振りの復活と同時にキャストを変更したのならファンもこれ程は騒がなかった
 はず。
 事情を知っていても「どうして今なんだ」と思わずにはいられません。

 でも旧キャストに戻ってきて欲しいと活動を続けていらっしゃる皆さん、お気持ちは
 私も同じなのですがそれはもう叶わぬ夢となってしまいました。この騒動の最中、紫
 龍役の鈴置さんが永逝してしまったからです。
 鈴置さんの紫龍なくして旧キャストの完全復活など有り得ない。

 だから私は旧キャストの再結成ではなく“新キャストで行なわれる新作の制作に反対
 したい”と思います。
 私達ファンの望む本当の≪聖闘士星矢≫はもう二度と作れない。でもそれならそれで
 いいじゃないですか? 私達には映像として、音として、記憶として素晴らしい世界
 を今も心の中に持ち続けることが出来るのですから。

 聖域編のラストで沙織がサガに言った科白――それこそが。今の私の心情です。
 「愛もなく、正義もなく、ただ強い者が治め、邪悪に染まりながらも生き永らえよう
 とするこの地上ならば、私は敢えて言いましょう。――滅びても良いと」



 長い文章になり申し訳ありませんでした、最後までお読み下さった方、本当にありが
 とうございます。
 賛同していただけるのならばどうぞ下記の署名活動等に御協力下さい。
 そして自分に出来ることで、出来る範囲でこれ以上傷付く方達を出さないよう、名作
 だったアニメ≪聖闘士星矢≫を守っていきましょう。


 
**********


 …とまぁ書いてはみましたが、勿論“旧キャストでの新作発表を支援していらっしゃ
 る方達にも御協力したい”と思います(紫龍役を真摯な対応で捜し出して下さることを
 最低条件として)。
 とにかく私の第一の望みは“新生星矢をこれ以上世に広めさせない”こと。
 初めは騒いでいてもいずれは新しい声にも慣れるだろう、まぁこのまま発表を続けて
 暫く様子を見てみよう、制作サイドにそんな気を起こさせたくはないのです。
 旧キャストの方々の功績を讃える意味でも、重ねて御協力をお願いしたいと思います。







  HPに一時公表されていた古谷徹さんからのコメント

 これまで聖闘士星矢ファンのみんなに、新作の実現のための支援をお願いし、僕もい
 い作品を作るために頑張ると、約束したことが果たせなくなってしまい、本当にごめ
 んなさい。m(_ _)mそして悔しい気持ち、残念な気持ちは皆さんと一緒です。
 みなさんが僕のペガサス星矢にこだわってくださる思い、嬉しく受け止めました。
 これ以上のコメントは正式に発表されてから、お伝えしたいと思います。








  もし御協力出来ると思われましたら、是非こちらへも宜しくお願い致します
  (ファンの方々の悲痛な“声”にお目を通して下さるだけでも構いません)


  ≪たのみこむ≫ (商品企画案)

  ≪聖闘士星矢の完結をオリジナル声優で!≫

  ≪聖闘士星矢冥王ハーデス冥界編 オリジナルキャストバージョン≫

  ≪聖闘士星矢ハーデス編をオリジナルキャストでゲーム化≫


  ≪星座物語≫ (綾乃川麗奈様の管理されている嘆願書)

  ≪「聖闘士星矢」オリジナル・メイン声優陣へのメッセージ≫


  ≪Amazon≫ (新キャストで制作された商品のカスタマーレビュー)

  ≪聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編〜前章〜 1≫

  ≪聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編〜前章〜 2≫

  ≪聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編〜前章〜 3≫

  ≪聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編〜後章〜 1≫

  ≪聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編〜後章〜 2≫

  ≪聖闘士星矢 冥王ハーデス冥界編〜後章〜 3≫

  ≪スペシャルドラマCD 聖闘士星矢 黄金十二宮編(前編)≫

  ≪スペシャルドラマCD 聖闘士星矢 黄金十二宮編(後編)≫






突然行なわれた主要キャスト交代劇についてへ  聖域の聖闘士  nothing...